いよいよ切り上げ?人民元 by 日本橋FP 青柳仁子
- 2010年04月13日 |
- 海外ニュースに目を向ける |

親愛なる皆様、こんばんは。
今日もかわいいミルクは、
パソコンを打つ私の手を
枕にして、すやすやと眠っています。
ときどき、起きては、
「動くなよ~」とにらみますが![]()
仕方ないでしょ
さて、めげずにブログを書きましょう。
本日は、「人民元」切り上げについて。
人民元とは、言わずと知れた、
中国の通貨ですね![]()
最近よく、切り上げ圧力、
という言葉を耳にしませんか![]()
特にアメリカが、
「人民元を切り上げて」と
中国に対し圧力をかけているのです。
切り上げとは、
通貨の相対的な価値を
あげるということです。
つまり、元が高くなるということですね。
例えば、現在1元=約13円から
1元=18円になるかもしれない
ということです。
そうすると、どうなるかというと、
中国製品の価格が高くなります![]()

なぜなら、
中国に工場を持つ日本企業が、
毎月100元のコストがかかるとして、
100元=1300円であったのが、
100元=1800円になったら、
状況は何も変わらないのに、
経費だけが増えますよね![]()
経費がかかると、それは価格に
反映されます。
だから、中国製品の価格が
上がるのです。
では、なぜアメリカは切り上げ
主張しているのか![]()
アメリカと中国の間の貿易において、
アメリカは赤字だからという理由です。
つまり、
「アメリカは、
中国からたくさん製品を買っている、
中国へはあまりものが売れていない、
だから、赤字だよ
」
と言っているのです。
その理由は、
中国の通貨が不当に安いから、
中国製品は海外で価格が安くなって、
アメリカ企業がたくさんものを買う
という仕組みになっているから。
ということなのですね。
なんともアメリカのわがままに聞こえますが、
確かに、中国は為替レートが完全に
変動制ではないので、
経済は先進国並みなのに、
通貨価値は途上国のまま、
意図的に据え置かれている状態なのです。
レートの切り上げは、高度成長時の日本にも、
同様にに突きつけられた圧力なのですね
。
日本は、1985年のプラザ合意において、
ドル安を一緒に進めるという合意をし、
当時1ドル230円程度であった相場が、
一年後には、1ドル150円代にまで
下がったのです。
当時も、アメリカと日本の貿易において、
アメリカの赤字が大きいからという理由でした。
急な通貨高は、輸出産業に打撃を与え、
海外進出を促進させます。
中国の安い労働力を使って
発展を遂げてきた外国企業には大打撃です
しかし、中国側には、
それほど切り上げの必要性は
無いので、アメリカの主張を
中国側が呑むかどうかは
わかりません。
とはいえ、中国が先進国として
経済発展を遂げるには、
いつか通らなくてはいけない
通過点であることは確かです。
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